決算公告データ倉庫

決算公告を自分用に保管している倉庫。あくまでも、自分用です。引用する決算公告を除いて、内容の正確性/真実性を保証できない点はご容赦ください。


#250 株式会社ジュビロ(ジュビロ磐田) 第33期決算 当期純利益▲36百万円


株式会社ジュビロの第33期の決算公告が掲載されましたので、その概要をピックアップします。同社はJリーグに所属するプロサッカークラブ「ジュビロ磐田」の運営会社です。

ジュビロ決算

第33期 決算のポイント(単位:百万円)

資産合計: 1,947百万円 (約19.5億円)
負債合計: 1,253百万円 (約12.5億円)
純資産合計: 694百万円 (約6.9億円)
当期純損失: 36百万円 (約0.4億円)


売上高: 4,852百万円 (約48.5億円)
営業損失: 99百万円 (約1.0億円)
経常損失: 36百万円 (約0.4億円)


今回の決算では、売上高4,852百万円(約48.5億円)を計上したものの、販売費及び一般管理費売上総利益を上回り、営業損失99百万円(約1.0億円)、経常損失36百万円(約0.4億円)、そして当期純損失として36百万円(35,995千円、約0.4億円)が計上されました。
資産合計は約19.5億円、負債合計は約12.5億円で、純資産合計は約6.9億円です。利益剰余金は15百万円(14,729千円、約0.1億円)とプラスを維持していますが、当期の損失により減少しています。資本金は679百万円(679,000千円、約6.8億円)であり、純資産全体としてはプラスを確保しています。 

 

事業内容と今後の展望(考察)

 

【事業内容の概要】
株式会社ジュビロは、日本プロサッカーリーグJリーグ)で活動するプロサッカークラブ「ジュビロ磐田」の運営を核としています。Jリーグ屈指の歴史と実績を誇る名門クラブの一つです。


同社の公式ウェブサイトなどによると、主な事業として以下の点が挙げられます。

プロサッカーチーム「ジュビロ磐田」の運営: チーム強化、選手育成、公式戦(Jリーグカップ戦等)の主管・運営。


興行収入事業: ホームゲームのチケット販売、スタジアム関連収入。


マーチャンダイジング事業: ユニフォームやクラブ公式グッズの商品開発・販売。


スポンサーシップ事業: 地域企業やナショナルクライアントとのパートナーシップ契約による広告料収入等。


アカデミー・スクール事業: ユースからジュニアまでの育成組織およびサッカースクールの運営。


地域貢献活動: ホームタウンである静岡県磐田市を中心とした地域社会への貢献活動。


【財務状況と今後の展望・課題】
第33期決算では営業損失、経常損失、当期純損失を計上する結果となりました。この背景には、チーム成績の変動による入場料収入やスポンサー収入への影響、選手年俸を含むチーム運営コストの増加、あるいはJリーグのカテゴリー変動(例:J1からJ2への降格があった場合など)に伴う放映権料の減少などが複合的に影響した可能性があります。売上高は48.5億円と一定規模を維持しているものの、コスト管理と収益力強化が課題であることを示唆しています。

ジュビロ磐田は、その輝かしい歴史とブランド力、そして地域に根差した熱心なサポーター基盤を大きな財産としています。また、主要株主であるヤマハ発動機の安定したサポートも経営基盤の支えとなっています。育成型クラブとしてのポテンシャルも高く、アカデミーからの有望な選手の輩出も期待されます。

 

しかし、プロスポーツクラブ経営は常に厳しい競争環境にあります。チーム成績の安定化とJ1リーグでの競争力維持は最重要課題であり、そのためには戦略的な選手補強と育成のバランスが求められます。スポンサー収入の拡大と多様化、入場者数の増加に向けたスタジアム体験の向上、そして効果的なコストマネジメントも継続的なテーマです。


今回の損失計上は、チーム強化への先行投資や、リーグのレギュレーション変更への対応など、様々な要因が考えられますが、クラブとしては早期の収益構造改善が求められます。
今後の成長戦略としては、戦力と育成のバランスを取りながら魅力あるチーム作りを進め、ファンベースを拡大すること。スポンサー企業との連携を強化し、新たな収益源を確保すること。そして、グッズ販売やスタジアムグルメなど、試合日以外の収益機会も追求していく必要があります。

 

今後のマイルストーンとしては、まずJ1リーグに復帰し安定した成績と競争力を回復させるころ、そして将来的にはタイトル獲得を目指すこと。それに伴う入場者数や関連収入の増加、そして黒字経営への転換と財務体質の強化が期待されます。


同社が、名門クラブとしての伝統と革新性を融合させ、ピッチ内外で力強い歩みを進め、地域社会にとってかけがえのない存在として輝き続けることができるか、今後の経営戦略とチームの活躍に注目が集まります。

 

企業情報

企業名: 株式会社ジュビロ
所在地: 静岡県磐田市新貝2500番地
代表者: 浜浦 幸光 (代表取締役社長)
事業内容: Jリーグに所属するプロサッカークラブ「ジュビロ磐田」の運営。試合興行、スポンサーシップ、グッズ販売、選手育成(アカデミー・スクール)、地域貢献活動などを通じ、スポーツ文化の振興と地域社会の発展に貢献。

www.jubilo-iwata.co.jp

©Copyright 2018- Kyosei Kiban Inc. All rights reserved.