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#374 サンライズキャピタル株式会社 第19期決算 当期純利益 99百万円

サンライズキャピタル株式会社の第19期の決算公告が掲載されましたので、その概要をピックアップします。

20241231_19_サンライズキャピタル決算

第19期 決算のポイント(単位:百万円)

資産合計: 1,327百万円 (約13.3億円)
負債合計: 668百万円 (約6.7億円)
純資産合計: 659百万円 (約6.6億円)
当期純利益: 99百万円 (約1.0億円)


今回の決算では、当期純利益として99百万円(約1.0億円)が計上されています。 資産合計は約13.3億円、負債合計は約6.7億円で、純資産合計は約6.6億円です。利益剰余金は649百万円(約6.5億円)と積み上がっている状態ですが、資本金10百万円(約0.1億円)および資本剰余金0百万円により純資産はプラスを確保しています。

事業内容と今後の展望(考察)

 

【事業内容の概要】
サンライズキャピタル株式会社は、日本のミッドキャップ市場(中堅・中小企業)を対象としたプライベートエクイティ投資事業を展開しています。 同社の公式ウェブサイトなどによると、主な事業として以下の点が挙げられます。

 

プライベートエクイティ投資: 事業承継、カーブアウト(大企業グループからの事業分離・独立)、成長資金の提供など、多様なニーズを持つ中堅・中小企業に対してエクイティ投資を実行。


ハンズオン支援による価値向上: 投資先企業の経営陣と緊密に連携し、事業基盤の強化、国内外での成長戦略(新規事業展開、M&A支援等)の実行、経営管理体制の高度化、ESG経営の推進などを通じて、投資先企業の持続的な成長と企業価値向上を支援。


多様な産業への投資実績: 製造業、サービス業、IT、ヘルスケアなど、幅広い産業分野における投資実績と知見を保有


【財務状況と今後の展望・課題】
第19期決算で当期純利益が99百万円(約1.0億円)となった背景には、投資先からの配当金収入や投資有価証券の売却益、あるいはファンド管理手数料などが安定的に寄与した可能性があると推察されます。

 

サンライズキャピタル株式会社が取り組む事業は、日本経済の持続的成長に不可欠な中堅・中小企業の活性化、事業承継問題の解決、そしてイノベーションの促進という点で社会的な意義が大きいと言えます。特に、同社の強みである経験豊富なプロフェッショナルチームによるハンズオン支援、柔軟かつ迅速な意思決定、そして投資先企業との強固なパートナーシップは、今後の成長において重要な推進力となるでしょう。投資先企業の潜在能力を最大限に引き出し、経営陣と共にその成長と変革を実現することを投資哲学の核心として、この投資哲学が競争優位性を築いています。

 

しかしながら、プライベートエクイティ投資事業には、マクロ経済環境の変動リスク、投資先の経営状況の変化、競争環境の激化、そしてエグジット市場(投資回収市場)の状況といった課題やリスクが常に伴います。継続的な優良案件の発掘、投資後の的確なバリューアップ活動の遂行、そして適切なタイミングでの投資回収を実現するための戦略と実行力が求められます。

 

今後のマイルストーンとしては、新たな投資ファンドの組成、有望な中堅・中小企業への新規投資の実行、既存投資先企業の成長加速と企業価値向上、そして成功裏のイグジット達成などが挙げられます。サンライズキャピタル株式会社がこれらの課題を克服し、投資家へのリターンを提供するとともに、日本の産業界全体の発展に貢献していくことが期待され、その戦略と実行力に引き続き注目が集まります。

 

企業情報

企業名: サンライズキャピタル株式会社
所在地: 東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズステーションタワー19階
代表者: 清塚 徳
事業内容 (公式サイト等より): 日本の中堅・中小企業を対象としたプライベートエクイティ投資、および投資先企業への経営支援を通じた企業価値向上。事業承継、カーブアウト、成長支援など多様な投資機会に対応。

www.sunrisecapital.co.jp

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