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#573 決算分析 : 徳島トヨタ自動車 第153期決算 当期純利益 110百万円

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徳島トヨタ自動車株式会社の第153期の決算公告が掲載されましたので、その概要をピックアップします。

20240930_153_徳島トヨタ自動車決算

第153期 決算のポイント(単位:百万円)

資産合計: 12,336 (約123.4億円)
負債合計: 5,650 (約56.5億円)
純資産合計: 6,686 (約66.9億円)
当期純利益: 110 (約1.1億円)


今回の決算では、当期純利益として110百万円(約1.1億円)が計上されました。特筆すべきは、その圧倒的な財務基盤です。純資産合計は約66.9億円にのぼり、自己資本比率は約54.2%と極めて高い水準です。これは、80年以上にわたる堅実な経営で積み上げてきた利益剰余金(約52.7億円)と、保有する有価証券の含み益(約13.6億円)がもたらすもので、盤石の経営安定性を示しています。

 

事業内容と今後の展望(考察)

 

【事業内容の概要】
徳島トヨタ自動車株式会社は、1944年(昭和19年)に創業した、徳島県を代表する総合自動車ディーラーです。単にクルマを販売するだけでなく、徳島で暮らす人々の豊かなカーライフを創造し、地域の未来に貢献することを目指しています。

 

多様なブランド展開と「オートモール」戦略: トヨタ・レクサスを中核としながら、グループ全体ではネッツトヨタ、スズキ、さらにはMINI、ジャガー・ランドローバーフォルクスワーゲンといった輸入車ブランドまで幅広く展開。戦略拠点「オートモール徳島」では、これらの多様なブランドを一堂に会し、顧客が一度に比較・検討できる、これからの時代のディーラーの形を提示しています。


カーライフのトータルサポート: 新車・中古車販売から、車検・点検・修理、自動車保険、携帯電話販売まで、カーライフに関わるあらゆるサービスをワンストップで提供しています。


地域共創「TAG FOR THE FUTURE」: お客様、地域社会、企業、行政と「タッグ(TAG)」を組み、徳島の新たな未来を創造していくことをビジョンとして掲げています。


【財務状況と今後の展望・課題】
第153期決算が示す自己資本比率54%超という高い財務健全性は、同社が目先の利益だけでなく、長期的な視点で地域社会と伴走してきた歴史の証明です。この安定した財務基盤は、EV化への対応や店舗の刷新など、変化の激しい自動車業界において未来への投資を積極的に行うための強力な武器となります。

 

同社の最大の強みは、この財務基盤に加え、徳島県内における圧倒的なブランド網と信頼です。「クルマのことなら、まずあそこへ」と地域住民が最初に想起する存在であり、トヨタ車から輸入車まで、あらゆる選択肢を提示できる総合力が他社を凌駕しています。

 

今後の課題としては、全国のディーラーが直面する、国内市場の縮小、EVシフトへの対応、そして自動車整備士をはじめとする専門人材の確保・育成が挙げられます。特にEV化は、販売ノウハウだけでなく、整備体制の抜本的な変革と多額の設備投資を必要とします。

 

今後のマイルストーンとしては、盤石の財務基盤を活かし、EV充電インフラの整備や、次世代の整備に対応できるメカニックの育成を他社に先駆けて進めていくことが期待されます。また、「TAG FOR THE FUTURE」の理念のもと、単なる販売店から、地域の「総合モビリティサービス・プロバイダー」へと進化していくでしょう。カーシェアやMaaS(Mobility as a Service)といった新たな事業領域への挑戦や、地域の観光・交通課題の解決に貢献する取り組みも視野に入ります。徳島トヨタ自動車が、80年以上の歴史を礎に、徳島の未来とどのように「タッグ」を組んでいくのか、その挑戦に大きな注目が集まります。

 

企業情報

企業名: 徳島トヨタ自動車株式会社
所在地: 徳島市中前川町5丁目1-1
代表者: 代表取締役社長 髙瀨 謙一
事業内容: トヨタ・レクサス新車販売、中古車販売、自動車整備、保険販売など。グループでスズキや複数の輸入車ブランドも取り扱う総合自動車ディーラー。

www.t-tokushima.jp

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