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#503 決算分析 : 鶴見倉庫株式会社 第79期決算 当期純利益 143百万円

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鶴見倉庫株式会社の第79期(2025年3月31日現在)の決算公告が掲載されましたので、その概要をピックアップします。

20250331_79_鶴見倉庫決算

第79期 決算のポイント(単位:百万円)

資産合計: 3,356 (約33.6億円)
負債合計: 174 (約1.7億円)
純資産合計: 3,182 (約31.8億円)
当期純利益: 143 (約1.4億円)


今回の決算では、当期純利益として143百万円(約1.4億円)が計上されています。 資産合計は約33.6億円、負債合計は約1.7億円で、純資産合計は約31.8億円です。利益剰余金は3,142百万円(約31.4億円)と積み上がっている状態であり、非常に財務は安定しています。

 

事業内容と今後の展望(考察)


【事業内容の概要】
鶴見倉庫株式会社は、危険物倉庫を中心とした倉庫業を展開しています。 同社の公式ウェブサイトなどによると、主な事業として以下の点が挙げられます。

 

危険物倉庫事業: 横浜港の至近に危険物保税倉庫を構え、消防法第四類の引火性液体(第一~四石油類)を中心に、医薬用外毒物劇物、指定可燃物など、専門性の高い貨物の保管・荷役サービスを提供しています。特に引火性液体の保管能力は京浜地区でトップクラスを誇ります。


普通品倉庫事業: 危険物以外にも、普通品や指定可燃物などを取り扱う物流センターや倉庫を運営し、輸出入貨物だけでなく国内貨物のストックポイントとしての役割も担っています。


その他: 倉庫業に付帯する港湾荷役事業や第一種利用運送事業も手掛けています。


【財務状況と今後の展望・課題】
第79期決算で当期純利益が143百万円(約1.4億円)となった背景には、専門性の高い危険物倉庫事業が安定した収益基盤となっていることが推察されます。貸借対照表に見られる固定資産が2,408百万円(約24.1億円)と資産全体の7割以上を占めている点は、同社の事業の核である大規模な倉庫設備への継続的な投資を示唆している可能性があります。

 

鶴見倉庫株式会社が取り組む事業は、国際物流のハブである横浜港を支え、日本の産業に不可欠な化学製品のサプライチェーンを維持するという社会的に重要な意義を持っています。特に、長年の経験に裏打ちされた危険物取り扱いのノウハウと、大黒埠頭首都高速の主要ジャンクションに近いという地理的優位性は、同社の強力な競争優位性といえるでしょう。

 

しかしながら、今後は国内外の経済動向による輸出入貨物量の変動や、より厳格化される可能性のある化学物質関連の法規制への対応が課題となる可能性があります。また、同業他社との競争も常に存在します。

 

今後のマイルストーンとしては、既存の倉庫設備の維持・更新に加え、顧客ニーズに応えるための新たな設備投資やサービスの拡充が挙げられます。例えば、環境負荷の低い化学物質の取り扱いや、より高度な安全管理体制の構築などが考えられます。鶴見倉庫株式会社がこれらの課題を克服し、その専門性と立地を活かして日本の物流インフラを支え、持続的な成長を遂げられるか、その戦略と実行力に引き続き注目が集まります。

 

企業情報
企業名: 鶴見倉庫株式会社
所在地: 横浜市鶴見区大黒町8番1号
代表者: 代表取締役社長 髙畑 靖
事業内容: 危険物や毒物劇物を中心とした倉庫業。横浜港至近の好立地を活かし、引火性液体等の保管・荷役サービスや、輸出入貨物、国内貨物の物流拠点としての機能を提供。

www.tsurumisouko.co.jp

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