決算公告データ倉庫

決算公告を自分用に保管している倉庫。あくまでも、自分用です。引用する決算公告を除いて、内容の正確性/真実性を保証できない点はご容赦ください。


#311 株式会社森養魚場 第6期決算 当期純利益368百万円


株式会社森養魚場の第6期の決算公告(2025年2月28日現在)が掲載されましたので、その概要をピックアップします。

20250228_6_森養魚場決算

第6期 決算のポイント(単位:百万円)

資産合計: 2,312 (約23.1億円)
負債合計: 218 (約2.2億円)
純資産合計: 2,094 (約20.9億円)
当期純利益: 368 (約3.7億円)


今回の決算では、当期純利益として368百万円(約3.7億円)という非常に高い収益を計上しています。資産合計は約23.1億円、負債合計は約2.2億円で、純資産合計は約20.9億円と、極めて強固な財務基盤を誇ります。利益剰余金は1,652百万円(約16.5億円)、資本剰余金も411百万円(約4.1億円)と厚く、資本金30百万円(約0.3億円)と合わせて純資産の大部分を形成しています。これにより、自己資本比率は約90.6%と極めて高い水準にあり、盤石な経営体制がうかがえます。

事業内容と今後の展望(考察)


【事業内容の概要】
株式会社森養魚場は、1966年に創業したの岐阜県大垣市の老舗養魚場です。鮎(あゆ)の養殖から加工、販売までを一貫して手掛けています。同社の公式ウェブサイトによると、主な事業内容は以下の通りです。

 

鮎(あゆ)の養殖・加工・販売: 同じく清冽な水で育てる養殖鮎(もりのあゆ)が主力製品。


【財務状況と今後の展望・課題】
法人としては第6期と比較的若いステージながら、3.7億円という高い当期純利益を計上し、20億円を超える純資産、そして90%超という驚異的な自己資本比率を達成していることは、同社が長い歴史の中で培ってきた事業基盤がいかに強固であるかを示しています。この優れた財務内容は、養殖から加工・販売までの一貫体制による高い付加価値の創出と、高品質な製品への信頼に裏打ちされた安定的な収益力の賜物と言えるでしょう。固定資産666百万円(約6.7億円)は、大規模な養鮎池、近代的な加工工場、品質管理設備などへの投資を反映しているものと推察されます。

 

同社の最大の強みは、創業以来受け継がれてきた養殖・加工技術と、「もりのあゆ」という確立されたブランド力です。特に、水質や飼料にまでこだわった養殖は、他社には真似のできない独自の価値を生み出しています。

 

しかしながら、飼料価格の高騰や、気候変動が養殖環境に与える影響も無視できません。また、天然資源の状況や市場価格の変動が事業に影響を与える可能性があります。

 

今後のマイルストーンとしては、まず伝統の味と品質を守り続けることを基本としつつ、ブランド価値のさらなる向上と、高価格帯市場での販売強化が挙げられます。オンラインショップや直売所を通じたD2C(Direct to Consumer)モデルを強化し、顧客との直接的な関係構築を進めることも重要です。また、養殖技術の革新(例えば、ICTやAIを活用したスマート養殖による効率化・安定化、環境負荷の低減など)への取り組みや、鮎以外の新たな養殖魚種の開発、あるいは付加価値の高い加工品(例えば、健康志向に対応した製品や贈答用高級品など)のラインナップ拡充も、持続的な成長のためには不可欠でしょう。同社が、その輝かしい伝統と卓越した技術力、そして盤石な財務基盤を活かし、日本の食文化を豊かにする「もりのあゆ」を未来へと繋いでいくのか、その挑戦に大きな期待が寄せられます。

 

企業情報

企業名: 株式会社森養魚場(ヨシムラ・フード・ホールディングスグループ)
所在地: 岐阜県大垣市墨俣町墨俣793番地
代表者: 田村 栄規
事業内容 (公式サイト等より): 「もりのあゆ」ブランドで、鮎の養殖・加工・販売事業。

www.mori-yogyo.com

©Copyright 2018- Kyosei Kiban Inc. All rights reserved.