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#257 株式会社京都パープルサンガ 第32期決算 当期純利益95百万円

株式会社京都パープルサンガの第32期の決算公告が掲載されましたので、その概要をピックアップします。同社はJリーグに所属するプロサッカークラブ「京都サンガF.C.」の運営会社です。

20241231_32_京都パープルサンガ決算

第32期 決算のポイント(単位:百万円)

資産合計: 1,343百万円 (約13.4億円)
負債合計: 612百万円 (約6.1億円)
純資産合計: 731百万円 (約7.3億円)
当期純利益: 95百万円 (約1.0億円)


今回の決算では、当期純利益として95百万円(94,632千円、約1.0億円)が計上されました。
資産合計は約13.4億円、負債合計は約6.1億円で、純資産合計は約7.3億円です。利益剰余金は125百万円(125,110千円、約1.3億円)とプラスを維持しており、資本金50百万円(50,000千円、約0.5億円)、そして厚い資本剰余金556百万円(555,839千円、約5.6億円)と合わせて、安定した財務基盤を形成しています。

事業内容と今後の展望(考察)

 

【事業内容の概要】
株式会社京都パープルサンガは、古都・京都をホームタウンとするJリーグ所属のプロサッカークラブ「京都サンガF.C.」の運営を主な事業としています。地域に根差したクラブ運営と、サッカーを通じた社会貢献活動を推進しています。


同社の公式ウェブサイトなどによると、主な事業として以下の点が挙げられます。

プロサッカーチーム「京都サンガF.C.」の運営: チーム強化、選手育成、公式戦(Jリーグカップ戦等)の主管・運営。


興行収入事業: ホームスタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」での試合開催に伴うチケット販売など。


マーチャンダイジング事業: ユニフォームやクラブ公式グッズの商品開発・販売。


スポンサーシップ事業: 地元企業やナショナルクライアントとのパートナーシップ契約を通じた広告料収入等。


アカデミー・スクール事業: ユースからジュニアまでの育成組織およびサッカースクールの運営。


ホームタウン活動: 京都府内の広域ホームタウン(京都市宇治市城陽市など)における地域貢献・社会連携活動。


【財務状況と今後の展望・課題】
第32期決算で1.0億円の当期純利益を確保したことは、クラブ経営の安定性を示しています。この背景には、ホームスタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」を拠点とした安定的な入場料収入、地域企業を中心としたスポンサーからの支援、そして熱心なファン・サポーターによるグッズ購入、さらにはJリーグからの分配金などが寄与していると考えられます。チームのJ1リーグでの健闘も、これらの収入増に繋がっている可能性があります。


固定資産が319百万円(約3.2億円)である点は、クラブハウスや練習施設の設備、あるいは選手契約に関連する無形固定資産、専用スタジアムに関連する権利などへの投資を反映していると推察されます。資本剰余金が5.6億円と厚いことは、これまでの増資等による財務基盤強化の成果を示しています。

 

京都サンガF.C.の強みは、国際的な観光都市である京都をホームタウンとすることによる高い潜在的注目度、そして2020年にオープンした専用スタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」という優れた施設基盤です。また、京セラ株式会社をはじめとする地元有力企業からの長年にわたる支援も、クラブの安定運営に不可欠な要素です。近年は育成型クラブとしての方向性を明確にし、アカデミー出身選手のトップチームでの活躍も目指しています。

 

しかしながら、J1リーグでの競争は非常に厳しく、安定した成績を維持し続けるためには継続的なチーム強化と財政的裏付けが求められます。若手有望選手の育成と同時に、他クラブへの流出を防ぐための手立ても重要です。スポンサー収入のさらなる拡大や、新たなファン層の開拓、特に若年層やファミリー層へのアプローチも継続的な課題となります。


今後の成長戦略としては、チーム力の向上によるJ1リーグでの上位定着と、それに伴う入場者数や関連収入の増加を目指すことが基本線となるでしょう。スタジアムを核としたホームタウン事業をさらに活性化させ、地域との一体感を高めることも重要です。また、デジタル技術を活用したファンエンゲージメントの深化や、新たなスポンサーシッププログラムの開発も期待されます。

 

今後のマイルストーンとしては、J1リーグでの安定した地位を確立し、将来的にはタイトル争いに加わること、アカデミー出身選手がトップチームの主力として活躍する姿を多く見せること、そして地域社会にとってなくてはならない存在として、クラブのブランド価値を高めていくことが期待されます。


同社が歴史ある京都の地で、地域と共に成長し、ファン・サポーターに夢と感動を提供し続けることができるか、今後のクラブ運営とチームの活躍に注目が集まります。

 

企業情報

企業名: 株式会社京都パープルサンガ
所在地: 京都市下京区烏丸通四条下る水銀屋町620番地
代表者: 飯野 晃 (代表取締役社長)
事業内容: Jリーグに所属するプロサッカークラブ「京都サンガF.C.」の運営会社。京都府京都市ほか広域をホームタウンとし、試合興行、スポンサーシップ、グッズ販売、選手育成(アカデミー・スクール)、地域貢献活動などを通じ、スポーツ文化の振興と地域社会の発展に貢献。

www.sanga-fc.jp

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