新千歳空港のターミナルビル管理などを行っている、http://www.new-chitose-airport.jp/ja/の決算。
親会社は北海道空港株式会社という法人で、会社分割をすることで新千歳空港ターミナルビルディングという法人ができたようです。
親会社である北海道空港株式会社の株主構成をみると、びっくりしました。
・株式会社フジ・メディア・ホールディングス
・日本航空株式会社
・ANAホールディングス株式会社
・セントラルリーシングシステム株式会社(当社グループ会社であり、持ち合い)
・株式会社北洋銀行
・株式会社北海道銀行等
こんな感じになっており、フジ・メディア・ホールディングスの資本が入っていることに驚きました。そして、役員には取締役に日枝久さん(フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役)が入っています。
そうか、フジサンケイグループの創業家と言われる鹿内さんは由仁町の出身だったこともあり、北海道の権益に深く食い込んでいるのだなと。ちなみに、鹿内家はニシン漁の関係で増毛に来たやん衆の家みたいですね。
なんとなくいろいろと周りで聞いていた話とマッチしてきて、とても腑に落ちるところがあります。
さてこの親会社ですが、新千歳空港ターミナルビルの管理だけではなく、グループ会社でいろいろな事業をやっています。
株式会社耕人社(新千歳空港ターミナルビル内での物販)
札幌パルナフーズ株式会社(ハム・ソーセージの製造・販売/空弁の製造等)
株式会社キャスト(新千歳空港のインフォメーション事業/グランドハンドリング事業)
株式会社えんれいしゃ(新千歳空港内のメディア管理/運用)
株式会社碧雲堂ホテル&リゾート(ホテル/ラウンジ事業)
株式会社北海道興農社(花き生産/物販)
株式会社エフエム・ノースウェーブ(FM放送局)
セントラルリーシングシステム株式会社(不動産/ファシリティマネジメント/建設/リース等)
2020年から段階的にはじまる民営化の候補空港であり、どこが落札するのか気になるところですが、おそらく北海道空港と三菱地所等の連合になるではないかと・・・。
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